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脳卒中後遺症 改善していくの?

こんにちは!こんばんは!整体院彩葉院長の前田です!今回は表題の疑問に対して少しお話が出来ればと思います。脳卒中を患った方の大半がおそらく何かしらの後遺症を自覚して生活されると思います。「この後遺症ってずっとこのままなの?」「生活できるかが不安」「もう元気だった頃のようには戻れないのかな?」などとたくさんの声を聴いてきました。そして現に何十年と後遺症を残した状態で生活されている方も多く見させて頂きましたし、長くこの後遺症と戦っている方もたくさんおられると思います。

実際脳卒中の病態的にも発症してから半年以内が回復過程の中で一番伸びる期間とも言われていることは事実です。そのため中々改善の伸びしろが付きにくい疾患でもあり、途中で諦めてしまう方も多くいらっしゃいます。

それは僕が急性・回復期の病院に勤めていた時にほぼ毎回多くの脳卒中患者さんから「この後遺症ってよくなる?改善する?」と言葉をかけられていたからです。正直この質問でセラピストとしての力量を図られているなと思っていました。ですが患者さんからしたら、至極当然の質問だと思います。昨日まで普通に生活していた手や足が半分急に動かなくなったり、言葉が出なくなったり、めまいが出たり、感覚が分からなくなったりしますので、不安を煽るのは当然ですよね。僕が経験年数が浅い時はあまり自信をもって返す言葉も出てこなかったのですが、今では自信をもってこう伝えています!

このように絶対返すようにしています。しかしもちろん、これだけ伝えてリハビリをするだけではほぼ目標達成は難しいのは事実です。

ですので必ず僕が改善していくために、必要なことを今日は3つお伝えします。

それは…

  1. 僕を道具だと思ってください
  2. 時間の使い方
  3. 難しいことに挑戦してください

この3つを大切にして下さいと伝えます!では1つずつ理由を話していきます。

これは間違っても僕が患者様の言いなりや召使いみたいに関わるという事ではなく、あくまでも○○さんの目標・体の改善していけるように利用して下さいという意味です。この言葉の意味としてはあくまでも僕は患者さんの目標実現のために必要な体の状態を把握したり、必要な練習メニューは提供は可能です。ですがこの状態を把握した上で練習(リハビリ)をこなしていくのは必ず患者様です。これがまずできないと回復は無理です!代わりに体を操縦できる訳でもないし、僕が練習した分、患者さんの体が良くなる訳でもないですよね?あくまでも体を良くするための主体は患者様本人です!

回復期の入院でおおよそ、1日長い時で3時間のリハビリが受けられます。これは本当に素晴らしい制度だと思います。しかし実際3時間リハビリをしてもらって足りるの?と思われる方も多くいました。その通りだと思います。逆を言えば24時間中たった3時間の活動量、残り21時間は寝るか食べるか。これで正直良くなりません。当たり前ですが症状が重い人ほどそんな生活で改善は難しいです。健常者の方でも1日3時間の活動だけで、残り21時間寝るか食べるかだけの生活をしてても次の日かなりしんどいです。

仮に24時間中3時間リハビリに当てたとします。

そして21時間中3食(1回1時間×3回)で残り18時間。

この18時間中から睡眠時間(8時間)を確保して残り10時間となります。

この10時間の中でも仮にお風呂やトイレを入れたとしても最低8時間程は使えると思います。

この8時間という時間をどれだけ自分の体に当てられるかを考えてもらいます。この8時間の積み重ねが僕は目標達成には必要だと初めにお伝えします。この8時間の中で自分の出来ることが必ずあると思います。ここでは練習の量が必ず大切なことを知って頂きたいです。

これは前にも記事に書いたかもしれませんが、そもそもリハビリや生活上で苦もなくできることをし続けても、脳は改善には向かっていきません。なぜなら簡単だと思うことは、もうすでに脳が学習しており、それ以上に成長することがありません。

例えとして日常生活で考えてみて欲しいのですが、箸や歯磨きなどを使う際、幼少期から獲得し、大人になった現在までの間に上手くなりましたか?ある程度の習得レベルまで達成した後からおそらく今まで道具を使う能力は変わっていないと思います。さらにお箸や歯磨きの技術を積もうと思えば必ず今まで意識していなかったことを意識して習慣付けますよね?

基本的に「脳」は簡単なことには新しく細胞が強化することがなく、課題が難しいとなると新しい神経回路が強化されますのでどんどん挑戦してくださいと指導します。もちろん難易度調整はその人にとってちょっと難しいけどできるかな?ぐらいの難易度が一番望ましいです。

脳卒中の後遺症は改善していくのか?に対して結論から伝えると、僕は改善していくと思っています!実際に発症してから半年間が勝負でそこからはプラトー(停滞期)と呼ばれていますが、僕は脳はいつでも使えば成長すると思っていますし、現に慢性期で改善する方も多く見させて頂きました。もちろん発症してから早い段階でできればいいのですが実際は中々ここまで事を運ぶのは難しいと思います。

当院ではその方の状態を評価し把握した後に、その方の目指すゴールに必要な練習メニュー、指導を取らせて頂いています!慢性期で何十年も経ったけどまだまだ諦めたくない方は是非一度相談も設けていますのでご連絡頂ければと思います!

Lineでも予約・相談可能です!

https://lin.ee/fl5hdUD


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