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脳卒中の病態

こんにちは!こんばんは!整体院彩葉院長の前田です!今日は脳卒中という病態について少し話をしていきたいと思います。脳卒中が起こると様々な症状が後遺症として出現する可能性があります。後遺症が重いと「寝たきり」になられる方もおられますし、実際病院勤務の時もたくさん見させて頂きました。

一度発症すると完全回復までは至りにくく、リハビリを通じて日常生活に必要な機能練習や動作の練習を通して改善を図っていくことが現代の一番の改善していく道だとも言われています。

今日はこの脳卒中の病態を少しでも分かりやすいように書いていければなと思います。

大きくこの脳卒中は2つのタイプに分けられます!

それは「脳出血」と「脳梗塞」です。この2つを総称して脳卒中と呼ばれています。

「脳出血」にしても「脳梗塞」にしても、どちらも脳の血管が損傷することによって、脳の神経細胞が壊死してしまうことが特徴的な病態になっています。

ではこの「脳出血」と「脳梗塞」がどのように起きて、何が違うのかを少し書いていこうと思います。

脳出血とは読んで字のごとく、脳の中にある血管が破れてしまい、脳の中に血液が流出する状態です。特に出血が起こる血管としては穿通枝と呼ばれる、脳の中で分岐した先にある細い血管が出血します。

この血管が破ける大きさによって流出する血液量も違いますので、当然のことながら破ける範囲が大きければ大きいほど広範囲に血液が流出し、脳神経細胞の損傷範囲も大きくなり、後遺症もより重症化しやすいケースが多いです。

脳出血がどのように起きるのかと言うと、糖尿病や高脂血症、高血圧などによって、血管壁が固くなり、その結果脆くなり破けやすくなるという状態が続き、さらにそこからも高血圧などの要素が続くと最終的には破けてしまい、「脳出血」を患ってしまいます。

他にも事故などで強く頭部を撃ったりしても起こる「クモ膜下出血」も「脳出血」の一部に含まれます。「クモ膜下出血」は頭蓋骨の下面に存在しているクモ膜下腔の中にある血管が破裂し起こります。今日はそこまで深掘りしませんが、「クモ膜下出血」による後遺症として出やすい症状があるため、それはまた後日書きたいと思います。

続いて

「脳梗塞」は脳の血管が詰まり、血液が循環できなくなり脳に栄養が運べなくなった結果、脳の神経細胞が壊死してしまう病態です。

この脳梗塞も詰まる血管が太い血管場合が詰まった場合と細い血管が詰まった場合で、血液が回らなくなる範囲が異なるため、太い血管が詰まれば損傷する範囲は大きくなり、後遺症の症状は強く出てしまう傾向があります。

「脳梗塞」が起こる原因としても「脳出血」と同様に高血圧や高脂血症などが主な要因です。2種類共に血管の状態がかなり起因していますね。

「脳梗塞」の病態にも大きく3種類、分類されています。

まず血管が詰まると言っても何が詰まるのか?がこの分類指標にはなります。

この3つに分けられます。この3つを簡単にですが説明します。

「①アテローム性脳塞栓症」は血管の中に余分な脂などが血管内にこびり付き、その結果血管の幅が狭くなり梗塞してしまう病態です。そのため太い血管でも、生じることがあるので脳損傷の範囲としては大きくなる可能性は高いです。

「②ラクナ梗塞」は血管内が狭くなり起こる症状なのですが、基本的に穿通枝と呼ばれる細い血管に起こるため、脳損傷範囲としては小さいため、後遺症が重篤化はしにくいことが多いです。ですが脳損傷の部位にもよりますので麻痺などを併発する方もおられます。

「③心原性脳塞栓症」心臓でつくられた血の塊(血栓)が脳血管に流れ、そのまま脳の血管を詰まらせてしまう病態です。心原性脳塞栓は特に大きい血栓になってから流れることが多く、広範囲の血管を梗塞してしまうケースが非常に多いです。そのため後遺症としても重症化しやすい方が非常に多いです。特に心臓疾患の方はこの心原性脳塞栓は注意して頂きたいです。

以上で「脳出血」「脳梗塞」の病態分類ではありましたが、結論的には同じく、

問題はこの出血、脳梗塞が起こった損傷部位が非常に病態を知っていくためには大切です。次回より「脳梗塞・脳出血」で起こった部位によって引き起こされる後遺症がどんな症状として引き起こされるのかを書いていこうと思います。

例えば「被殻出血」➡被殻と言う脳の部位が一体何をしているのか?損傷することでどんな後遺症が起こるのか?を書いていこうと思います。

「脳出血」「脳梗塞」で起こるのはどちらとも脳神経細胞が壊死することではありますが、リハビリなどで注意すべきことは異なりますので、基本的には運動療法をする際には非常に大切な判断材料にはなるということを、しっかり知って頂きたいです。

当院では脳卒中のリハビリにも力を入れさせて頂いています。脳卒中に関しては訪問もエリアによっては検討もさせて頂いていますので、もっと後遺症を改善したいと強く思われる方は是非一度相談して下さいね!

Lineでも相談可能です。https://lin.ee/fl5hdUD


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