こんにちは!こんばんは!整体院彩葉院長の前田です。GWが終わり、普段の日常に戻りましたね。今年のGWは天気も良く外出も楽しめた方はたくさんおられると思います!今日は整形分野の病態を簡単にではありますが書いていこうと思います。
その中でも特に整体や整骨院を通われる患者さんの中で「腰椎椎間板ヘルニア」の診断を受けた方は多いのではないでしょうか?僕自身も腰痛があった頃、整形外科で「椎間板ヘルニア」の可能性を診断されたことはあります。
このヘルニアと言う病態はいったいどういう病気なのか?また治るのか?を今日は題材にしていこうと思います。
まず結論から整体や整骨院で「ヘルニア」は治るのか?ですが
「治せません」
このヘルニアという病気事態は、手で治療する側としては正直治せません。
ただしヘルニアと診断されても、ヘルニアによって引き起こされていない場合の腰痛などに関しては、腰周りの筋肉を緩めてあげることで、腰痛が改善するケースは結構あります!
そもそも「ヘルニア」とはどういった病態なのか?解説していきたいと思います。
「ヘルニア」はラテン語で「飛び出る」という意味を持ちます。では何が飛び出るのかと言うと、腰椎の間には椎間板という骨と骨がぶつからないようになっているクッションの役割のような軟骨が存在しています。
この椎間板が押しつぶされることによって後方に飛び出し、神経を圧迫することで痺れや痛みと言った症状がでてしまうケースがあります。この神経が圧迫されることによって炎症しそれが痛みになるケースはもちろん存在しますが、炎症まで至っていない人も多いのが事実であり、周りの筋肉が腰に負担をかけることで腰痛に繋がっておられる方も多く見てきました。
ではなぜこの「ヘルニア」が起こるのか?
人によって異なりますが、「加齢によって椎間板の機能が低下した」「タバコや飲酒で椎間板の中の水分が減少し弱くなった」「過度な腰回りの筋肉を使うことで椎間板に負担がかかり続けた」などなどの要因が多いそうです。
ですが先ほど述べたように、椎間板ヘルニアの病態から痛みに繋がらないケースも多く、僕自身も実際に腰周りの筋肉やお尻、胸周りなどの筋肉をしっかりケアすることで痛みはなくなりました。見てこさせて頂いた患者様の中でも診断はされたけど、痛みは改善したと仰られる方も見てきたのも事実ですし、手術宣告されたけど、回避できた方もおられます!
しかしまだまだ明確に、ヘルニアと診断されている方の痛みも、「改善できるできない」の判断を100%断言できることはありません。
以下のような症状の方(通称レッドフラッグ)は残念ながら椎間板ヘルニアによって神経が損傷している可能性は高いと言えます。
①膀胱直腸障害(尿や便が勝手に出てしまうことがある)
②運動麻痺(足などに力が入らない)
③感覚が異常に分からない(足の冷たいや熱いなどの感覚が分かりにくい)
これらいずれか、またはどれかが当てはまる方は整体や整骨で改善するケースは難しいんじゃないかなと思います。ここまでくると神経症状のため、とても徒手でなんとかできるものでもないと思っています。
いかがだったでしょうか?今日は少し椎間板ヘルニアの病態について書いていきました。上記のような症状がない方の痛みや痺れは改善できる可能性はあると思いますし、まだまだ改善する希望を諦めたくないと思われる方は是非一度、気軽に相談してくださいね!
コメントを残す