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放線冠梗塞 何が起こる?

こんにちは!こんばんは!整体院彩葉院長の前田です!

今日も脳卒中の病態について少しお話できたらと思います!比較的脳梗塞を患われた方で、この「放線冠(ほうせんかん)」の梗塞は多い印象です。病院で、ドクターからも「この放線冠のレベルで梗塞していますね」と説明されることも多いと思います。この放線冠という脳の部分一体どんな機能をしているのか?

「どんな機能をしているのか?」を知ることで患者様や家族様に少しでも病態について理解してもらい、生活の中で困る症状を知って頂ければと思います。

正確に言うと「放線冠」は脳の場所というよりも、脳から脊髄に至るまでの「神経」の名前です。

そのため「放線冠の梗塞」と言われれば、可能性として

①放線冠と呼ばれている神経が損傷している

②もしくは放線冠が存在している周囲が損傷している。

③放線冠及びその周囲の損傷が起きている。

このどれかが起こっている可能性が高いと言うことです。

このどれに当てはまるかによって出てくる症状も異なってきますし、日常的に困ることも異なってきます。

「放線冠」は脳の一番上に存在している運動野と呼ばれている部分から脊髄までに伸びている神経のことを指します。

正確にはこのように、脳の一番上から伸びてきた神経が収束する部分を「放線冠」と呼ばれていることが多いです。

つまり運動を起こす神経が収束するということは、この放線冠の部分が損傷してしまうと、手足を動かす筋肉、顔を動かす筋肉の全てが動かしにくくなってしまう可能性が高いと言うことになります。

そのため「放線冠」を損傷してしまうと片麻痺の状態になってしまうケースがあると言うことです。

まず神経名で言うと「皮質網様体脊髄路」「視床皮質路」「ブローカ野」が主には挙げられます。もちろん他の神経線維もありますが、今回はこの3つをピックアップします。

一言で言うと筋肉の張りを作ってくれます。筋肉は収縮する際には、筋肉の張りを作らないと収縮することはできません。

「放線冠」も似たような役割をもっていますが、「放線冠」は筋肉を収縮する役割の神経、「皮質網様体脊髄路」は筋肉の張りを起こす役割。

この2つが発揮することで筋肉はしっかり収縮し関節を起こすことが可能となります。

そのためどちらかが損傷しても片麻痺の症状が出てしまいます。どちらも損傷されている場合はかなり重度な麻痺の状態になってしまうケースが多いです。

視床皮質路は外から入ってきた感覚情報を脳に伝える役割があります。

そのため損傷した場合は手や足などの触れられている感覚であったり、温度が分かりにくくなるなどの症状が出現することがあります。

ブローカ野までの損傷を受けることは少ないですが、ブローカ野は主に左の脳に存在しています。このブローカ野は言語を発する領域になっていますので、言葉を発することが難しくなってしまいます。そのため失語症といった症状が出てしまいます。

以上が「放線冠」の部位損傷による症状と、「放線冠」周囲に存在する神経の役割・症状でした。

放線冠のみの損傷となると、血管としては細い血管位置に存在しているため、ラクナ梗塞で発症することが多いです。

簡単ではありますが、以上が今回の「放線冠梗塞」の病態説明とさせて頂きます。

この放線冠の損傷により「麻痺」や他の症状も含めて、まだまだ改善していきたい!

どうすれば今よりも改善できるのか?もっと教えて欲しい!

これからもあきらめたくない方は是非一度ご連絡頂ければと思います。

患者様の目標を第一に、その目標にそったプランや現状説明をしっかり行った上で介入させて頂きたいと思います!

https://lin.ee/fl5hdUD


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