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タバコと腰痛

こんにちは!こんばんは!整体院彩葉院長の前田です!少し寒い日でしたね。寒さと暖かさが交互すると、不調をきたす可能性もあるので十分に体調管理は気をつけて下さいね。

さて今日はですねタバコと腰痛は関係あるのか?という話をしていきたいと思います。実際にタバコと腰痛が繋がるの?と思う方もおられると思います。今日はその関係性についてお話していこうと思います。僕の結論から伝えると…

実際、すでにそういった論文や報告も調べて頂ければわかると思いますが、すでに統計的に見ても喫煙者と非喫煙者と比べた時に腰痛の発症率は倍近く、前者の腰痛発症率が高くなっています。また同時に「椎間板ヘルニア」の発症率も倍近く発症率が高くなっています。また腰痛でなくても肩こりにも関与しやすいと僕は思っています。今日はなぜタバコと腰痛が関与しているのか?を僕なりの理由も含めて答えていきたいと思います。

喫煙をすることで起こる腰痛原因の理由は3つあります。

  1. 血行不良(血中酸素)の促進
  2. 肺線維による胸椎の円背(猫背)
  3. 椎間板の機能低下

以上が大きく分けて3つの理由になります!

ではこれを1つずつ深掘り説明していきたいと思います!

喫煙をすることで一酸化炭素を体の中に取り込みます。その結果その一酸化炭素が血中のヘモグロビンを取り込んでしまいます。このヘモグロビンは血液内の酸素を運んでいるのですが、一酸化炭素にくっつかれると酸素が運搬できなくなり、その結果、血液内の酸素が低下してしまいます。以前「痛みとは」のブログ記事にも書かせて頂きましが、痛みとは筋肉内の血管の酸欠で起こります。要するにこの酸欠状態を起こりやすくしてしまうというのが、この喫煙による痛みの要素として考えています。もちろん喫煙1回2回で起こる酸欠状態は微々たるものではありますが、これが1日に何回、年間を通すとなると体の中ではすごく疲弊してしまいますよね。これでは痛みを誘発してしまいやすい体にもなりますし、ましてや慢性痛を治していくにしても治りにくい状態を作ってしまいます。

今回は割愛しますが、喫煙すると肺がどんどん硬くなってしまいます。これを線維化とも呼びます。この繊維が進むと肺が広がりにくくなるため、呼吸がしにくくなります。すると人は呼吸をしやすくするために腹式呼吸に切り替え、少し姿勢を丸めた状態で呼吸をするようになります。実際背筋をピンと伸ばした状態と少し丸めた状態で呼吸をすると後者の方が呼吸は楽だと思います。これが喫煙を行うことで少しずつ猫背の状態を作り上げていきます。この猫背の状態を作ることによって胸椎の伸展制限(背筋を伸ばす方)を起こし、腰に負担がかかるようになります。実際は胸椎も腰椎も伸展の動きをすることで負担を2分担にしていますが腰にだけかかってしまいやすくするので、腰痛に繋がる傾向があります。

背骨の間には椎間板と言うクッションの役割がある組織が存在しています。このクッション機能が低下すると背骨を支えにくくなったり、背骨の後方に椎間板が飛び出て神経に触れて炎症を起こしてしまい、腰痛に繋がりやすいケースもあります。この椎間板がなぜ喫煙で機能低下するかと言うと、この椎間板の栄養も少しではありますが血液から供給されています。ですが①で書いたように喫煙することで血液供給が減少しその結果、椎間板にも栄養供給がいきわたりにくくなります。またタバコには体の中のビタミンCを破壊してしまいます。このビタミンCは椎間板の再生に必要な組織と言われており、ビタミンCが枯渇することで椎間板が再生できなくなり、さらに潰れやすくなってしまいます。なお喫煙者の椎間板ヘルニアの発症率は非喫煙者に比べても3倍近くになるため、恐ろしいですね。

正直言うと僕も元喫煙者でした。10年近く吸っており、実際腰痛もこの頃にありました。ですが喫煙を辞めてからは腰痛もかなり軽減しましたし、実際にご飯もより味わえるようになりました!当院でも喫煙されている方に、このことを正直にお伝えし、実際に喫煙を辞められた方もおられます。その結果腰痛が軽減した方もおられますし、何よりも戻りをかなり少なくできます。禁煙するってかなり強い意志が必要ですし、本当に忍耐が必要だと思います。ですがこれは病院時代に見てきたのですが、喫煙者の最後は本当に生き地獄だなと恐縮ながら思っていました。呼吸ができない苦しさやしんどさは「水の中で生活しているのと同じ」と当時関わっていた患者さんが仰っていたのを今でも覚えています。そんな境遇の中でいたのもあり、自分は辞められたのかもしれません…慢性痛と喫煙は僕は可能性がある以上、やはりいつかは辞めるタイミングが必要と僕は思っています。

こういった患者さんの生活背景からも当院では説明はしていき、今の状態を少しでも脱却するべくサポートはさせて頂きます。


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